愛知県の酒蔵発！糖質オフ！ギルトフリーな発酵チーズケーキ
甘いものは別腹。と言いつつ、これを食べたら後で体重計に乗るのが怖い…でも目の前の誘惑に勝てない。そんな心理は誰もが持つもの。
ではもし、ちゃんと甘くて美味しいのに糖質オフ！なんて夢のようなスイーツがあったらうれしいと思いませんか？はい、ちゃんと見つけましたよ！
なんと、罪悪感なく食べられるチーズケーキが岡崎市にあったんです！岡崎と言えば徳川家康公の生誕地であり、2023年の大河ドラマ「どうする家康」で町ごと沸いている注目のエリア。その岡崎で190年以上続く日本酒蔵が生み出す、ギルトフリーな発酵チーズケーキをご紹介します。
目次
徳川家康公のお膝元・岡崎市の大自然に囲まれる柴田酒造場
愛知県岡崎市保久町。そこに神水（かんずい）という地名があります。この地域から湧き出る超軟水を神水と呼んでおり、地名の由来になったのだとか。気になるのはその硬度。WHOの軟水基準が 60mg/L 未満と言われ、日本全体の平均が約60mg/L。これに対し、神水の硬度はなんと 3～18mg/L （アメリカ硬度）。いわゆる硬度を構成するカルシウムやマグネシウム等のミネラル含有量が少なく、いかに滑らかな水質なのかがお分かりいただけると思います。
そんな神水を活かした柴田酒造場は1830年の創業以来、地元向けに日本酒の製造を行ってきたそうです。代表銘柄は『孝の司（こうのつかさ）』『众（ぎん）』。今では海外での引き合いも増え、世界中にファンを拡大しています。
最近では自社田での酒米づくりも始めたそうです。愛知県の中山間地が適していると言われる酒造好適米・夢山水を有機で育て、神水で醸すお酒も少しずつリリースに向かっているようです。（2022年秋現在）
また、男女ともにそれぞれの得意分野を活かした社内体制を取っているのも魅力の一つ。昔は女人禁制ともいわれた酒造りの現場ですが、現在柴田酒造場で酒造りの指揮を執るのが女性杜氏というのも現代的な登用。ジェンダーフリーなチームワークが良いお酒をさらにおいしくしているのかもしれません。
酒蔵の敷地内に新たに構えたカフェ
2020年、酒蔵内に酒蔵直営カフェとして「蔵cafe一合」を期間限定でオープン。その理由の根源は地域の過疎化でした。高齢化と共に仕事や産業が減り若者は域外に流出。農業などの担い手も減り、このままでは立ち行かなくなる。それを食い止める手段として酒蔵ができる事は何だろう？と試行錯誤し、たどり着いたのが「地域の魅力UP」でした。
今まさに注目度の増す発酵の良さや自然の豊かさを伝え、最終的には育った子供たちが戻ってきたいと思えるかっこいいiNaka（いなか）をつくる、そのための足掛かりが「蔵cafe一合」だったのです。
そこで、敷地内にある築130年ほどの土蔵を約3年かけて綺麗に片付け、2020年8月に2カ月間だけカフェとしてオープン。手ごたえを感じ、その後クラウドファンディングなどを通して資金調達。そして2021年8月にリニューアルオープンすることとなりました。
栄養士の資格を持つ蔵元次女ならではの発酵メニュー
カフェを担当するのは、柴田家3姉妹の次女・柴田梨絵さん。
梨絵さんは、幼少期から忙しい母親の手伝いで、泊まり込みで働く蔵人のご飯を作るなどの経験から、食に対する興味が強かったのだそうです。それゆえ、名古屋女子大学・食物栄養学科で栄養士免許を取得するのも自然な流れでした。また、学生時代に日本酒の販売や、オープンキッチンのスペインバルでキッチン、ホールを経験。卒業後は食品メーカーに勤めたのち、柴田酒造でカフェを始めるとの話から、「私も食の経験を活かしてメニュー開発やカフェの運営に携わりたい！」と、家に戻る事を決意。食への熱意とご家業への愛情を感じますよね。
「蔵cafe一合」で提供するメニューは、全てに発酵の要素を取り入れているそうです。発酵を身近に感じて欲しいと考え、発酵グルメバーガーを主体に甘酒スムージーなどを提供。
そのメニューの中にあるこだわりの一つが「酒粕チーズケーキ」なのです。
酒蔵だからこそできる酒粕の活用
そもそも酒粕は、お米を原料とする日本酒を絞った後にできる副産物。お米の甘味、旨味、栄養が凝縮されています。また日本酒製造工程に起因する香りが華やかで、さらに栄養価も高い。血圧上昇を抑えるペプチドや、肌の調子を整えるビタミンB群が豊富に含まれているなど、健康・美容効果が期待されている注目の食品でもあります。実際、柴田酒造場の酒粕は優しい甘みがあり、食べやすいと地元から高評価を得ていました。
梨絵さん自身も酒粕を使った甘酒は幼いころから親しみがあったそうです。飲むとほっとしたり、酒粕の栄養で疲れが抜群に取れ、肌もトーンアップするなど、美容・健康効果を実感。けれども、実際周囲に聞いてみると酒粕には馴染みがなかったり、苦手な方も多く、とても残念に感じていました。
「どうすれば酒粕や甘酒のおいしさを知ってもらえるのだろうか」。
その探求心から、酒粕の可能性を追求しようとカフェメニューを考案していきます。それこそが酒粕チーズケーキや甘酒スムージー、酒粕を使用したハンバーガーの特製ソースなどだったのです。
カフェのメニューを通じて酒粕の本当の美味しさや日本酒の発酵技術を多くの方に楽しんでいただきたい。その思いはこれからも消えることがないそうです。
酒粕チーズケーキはどこがギルトフリーなの？
☑糖質を気にされる方にもスイーツを楽しんでいただきたいと考え、砂糖の一部を天然の0キロカロリー甘味料ラカンカに置き換えることで、糖質約40％オフ（当店比）に仕上げました。低糖質を思わせないしっかりした甘味とコクが感じられます。
☑濃厚な北海道産クリームチーズを使用。酒粕の風味を引きたてるコクのある味わい。
☑チーズケーキに使用する酒粕は、香り高い大吟醸粕をはじめ、日本酒の種類ごとに香味が異なるため、ブレンドし調節しながら加えています。
☑ほどよい酒粕感でどなたにも食べやすい味になるよう試作を重ね、配合割合に徹底的にこだわりました。
酒蔵だからこそできる白麹ソースが発酵チーズケーキを引き立てる
☑白麹というクエン酸を出す麹を使って作った自家製の甘酒ソース。
☑2020年のカフェのオープン時に、お客様に酒蔵ならではのメニューを提供したいと考え、蔵人のアイデアで白麹を使ったジェラートやドリンクを開発。当時は期間限定オープンにも関わらず「白麹ファン」ができるほど好評に。
☑2021年に本格的にカフェをオープンし、酒粕チーズケーキに合うソースを検討していました。さまざまなソースを試作したところ、この白麹の酸味を生かしたソースが酒粕の風味にとても合うことを発見。それ以来、濃厚なチーズケーキをさっぱりと味変できるソースとして提供し続けています。
地元食材へもこだわります
このチーズケーキには、卵黄が大きくとっても新鮮な岡崎市下山地区産の「テツマEM卵」をたっぷり使用しています。自然豊かな環境で快適に暮らし、EM菌を入れた天然飼料を食べる元気な鶏の卵です。
蔵cafe一合オリジナル・発酵チーズケーキのまとめ
実は、筆者はすでに3回はお邪魔してます（笑）名古屋から車で約1時間の場所にあり、山奥に位置するので森林浴気分も味わえるんですよね。さらにカフェの居心地がまた良くて。インテリアデザインもオシャレで落ち着くんです。そのうえ発酵メニューでお味もしっかりしている。出てくるお水は例の神水。カフェの隣では酒造りが行われる酒蔵が鎮座している。正直この特別尽くしの空間は唯一無二。そんな感想を周りに話しまくるので、他のスタッフたちも気が付いたら蔵cafeに訪問（笑）そしてもちろん酒粕チーズケーキも大絶賛！誰かに教えたくなるとっておきのカフェってことですね。
という事で、酒蔵だからこそ生まれた糖質オフのギルトフリー・酒粕チーズケーキ。元々蔵cafe一合でしか味わう事ができませんでした。ところがその評判が上がるにつれテイクアウトの要望が。少しずつ増産するなかで冷凍販売ができるまでに進化したそうです。
「どうせならば蔵cafe一合まで来れない方にも味わってもらえないだろうか？」
と思ったときに、なんと蔵元の中に「ハウディさんなら冷凍食品の扱いもできるのでは？」とよぎったそうです。
なんとも有難い。
しかもまだ、全国で1～2件にしか外部出荷していないというSUPER貴重な機会を頂きました。
2022年11月末現在、数量限定で店頭販売しています。
あ、白麹ソースもちゃんとついてきますよ！
おもたせやパーティー、スイーツギフト、自分へのご褒美におススメです。
お取り置きも承ります。お電話でお申し付けくださいませ。
皆さんの評判が取り扱い継続の肝！私たちハウディメンバーが大絶賛する、柴田酒造場・梨絵さん渾身の酒粕チーズケーキ。ワインや日本酒にもよく合います。ぜひお手に取って見てくださいね。
