酸化防止剤 無添加ワイン
酸化防止剤 無添加とは?
ワインは通常、自然環境の中で発酵・醸造されます。 その空気中には、ワインの異臭や劣化の一因となる不良な微生物 (カビ、ウイルスなど)も存在しています。 (ご家庭でご飯やパンを数日ほおっておくと、カビが生えますよね。)これらが発酵・熟成期間中のワインに混入・増殖されてしまうと、 せっかく苦労して造った本来美味しいはずの風味が台無しになってしまいます。 そうなっては、元も子もありません。 ですから、ワイン造りに対して不都合な微生物の増殖を抑えるために添加するのが 酸化防止剤です。
その酸化防止剤を無添加にするという事は、ワインが無防備な状態。そのため、出荷から輸送中、そして店頭での管理についても細心の注意を払う必要があります。
保管の際は低温管理が大切
酸化防止剤無添加ワインは、その性質上低温管理(10~15℃)が必要です。特に日本では真夏に外気温が30℃を超えるので、長時間高温環境が続くと品質変化してしまう可能性があります。 →通販を利用する場合は、必ず「クール便」を利用しましょう。 →お店を利用する場合は、直射日光に当てない、車に長時間放置しない、帰宅後なるべく早く低温環境に置く、といった配慮をおすすめします。開栓後はお好きな温度でお楽しみください。
無添加なのに、ラベルに「酸化防止剤 含有」と表示されているワケ
また、無添加であっても日本の法律上「酸化防止剤 含有」と書かれています。 これは、酵母が発酵の際に自然生成する亜硫酸塩を考慮し、消費者庁が表記を義務付けています。 一般的に、その量は人工的に添加する物とは比較にならないほど極微量であり、ワインができあがる段階でほぼ無くなっていると言われています。より詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。