北海道余市郡仁木町より

2024 年ヴィンテージだけの特別なプロジェクト、その名も『アノニマス』（匿名）。 北海道余市郡仁木の某ワイナリーの葡萄を、夕張郡長沼町で醸造・瓶詰したエクスクルーシブワインです。

このワインの特徴は

北海道・仁木町で収穫したピノ・グリを中心に、ケルナーとトラミナーを加えて仕込んだ混醸ワインです。品種ごとの個性を活かしつつ、自然発酵にゆだね、果皮由来の風味を穏やかに引き出しました。グラスからは白い花や熟した果実の華やかな香り。口に含むとピノ・グリのふくらみのある果実味に、ケルナーの澄んだ酸と、トラミナーの繊細なアロマが重なり合います。澱とともに静かに熟成したことで、やわらかなテクスチャーと奥行きのある余韻へ。瓶詰前にほんのわずかに亜硫酸を添え、ピュアさを保ちながら仕上げています。
ピノ・グリ 56.63%,トラミナー 24.91%,ケルナー 18.46%。 醸造：ピノ・グリ、ケルナー、トラミナーの 3 品種の混醸（コ・フェルメンタシオン）。
2024年10月20日に同時収穫。ピノ・グリとトラミナーは除梗、ケルナーは全房でプレス。ジュースと果皮を同じタンクに入れ自然酵母にて発酵。マセラシオン中は液面管理のため「ウェットキャップ」を採用。無補糖・無酵母添加・清澄剤不使用。
この仕込みは、3 品種の特徴（アロマ・酸・骨格）を自然な形で調和させ、果皮由来の風味を穏やかに引き出すことを意図しています。なお、澱とともに熟成を行い、瓶詰は最小限の荒目のフィルターを1枚使うのみで無濾過。
瓶詰め前に製品の安定性のため20ppm亜硫酸添加。