現地ワイナリー視察リポート!vol.2
イタリア2日目はリグーリア経由でピエモンテへ
朝、フィレンツェの宿を出発し西へ向かって約1時間30分。イタリアの神戸のような、海と山が近接する リグーリア州へ入りました。向かった先は、サルザナという街にあるワイナリー「イル・モンティチェッロ Il Monticello」です。
ワイナリーはくねくねと丘の坂道を上がった先にありました。畑の周りにはオリーブの樹もたくさん植えられていました。
着くなりワイナリーの事を情報たっぷりに語ってくださったのはアレッサンドロさん。
ワイナリーをひと通り見せていただいた後は、試飲を兼ねたランチタイムです。
全体的にジューシーでミネラルの濃縮感も良いワインたちでした。
日本に帰って取り扱いしたのは言うまでもありません。
お土産にキャンディをもらって、次なるワイナリーへと向かいます。
ピエモンテ州モンフォルテ・ダルバへ
午後からは、北イタリアワインの代表的な州と言っても過言ではないピエモンテ州に突入です。訪問先は、「プリンチピアーノ Principiano Giuseppe e Francesco」という歴史あるバローロの造り手の1つです。
まずは畑を見学。見ての通り、とにかく急な斜面。大型の機械は入れないので基本手摘みです。これは大変そう。
アルバ駅から徒歩10分という好立地の「ホテル カリサーノ」です。19世紀のワイナリーを改装した洗練されたホテルなのだそう。
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ワイナリー視察報告5件目
「Baracco Pietro」
:イタリア ピエモンテ州 ランゲ
バルバレスコDOCG
ネッビオーロ・ダルバDOC
ネッビオーロ・ランゲDOC
バルベーラ・ダルバDOC
ランゲ・アルネイスDOC
などを、好立地で生産している実力派の造り手。
勾配のある斜面を這うように葡萄がずらりと実をつけていました。
↑は、ワインのための道具。
↑ 「Chene Francais」= 「フランス産オーク樽」
「M+」というのは、樽の中の焦がし具合の程度だそうです。
↑ 月の満ち欠けに応じて膨張するワインを、こぼれないようにするためのガラスの容器。こんな風に使うんですね~。
蔵主のレナート氏。彼の奥には大樽が見えますね。
ピエモンテをめぐって気がついたのは、大樽を使ってワインを熟成させる生産者が多かったこと。
一時期のバリックと呼ばれる小樽偏重から、昔ながらの大樽に回帰しているという話は本当でした。
最後に、レナート氏と。
貴重な時間とワインをありがとうございました!
2013年10月2日